Docker(Kitematic)+PHPStormでMySQL環境をお手軽構築
Sep 29, 2016 · serverdockerdb
個人的にはMariaDB
を使っているが、レンタルサーバや既存開発のものだと
まだまだMySQL
の環境が必要なこともしばしば。。。
かといって、そんなに使わない環境をわざわざローカルに構築するのも面倒なので、 さっくりとお手軽に速攻で構築してしまおうという時のメモ
ちなみに、お手軽なのでターミナルでコマンドを叩くことすらしない
手順
前提条件
Docker
とKitematic
をインストールしておくPhpStorm
をインストールしておく
参考:Docker構築メモ
※PhpStorm
は接続確認やphpMyAdmin
の代わりに使うので、なくてもDB構築には支障ない
MySQLの構築
コンテナの生成
Kitematic
を起動する- 検索窓(
Serach for Docker ...
とあるところ)にmysqlで検索し、 作者がofficial
になっているmysql
のイメージを見つける - (バージョンを指定したい時のみ)
CREATEボタンの左にある・・・
-SELECTED TAG
から任意のバージョンを選択 CREATE
を実行してしばらく待つとコンテナが生成される
※この段階ではパスワードなど必要な設定がまだの為、エラーで起動しない
MySQLの設定
DBの設定は、
- rootパスワード:
root
- データベース名:testdb
- ユーザ名:user
- パスワード:pass
- ポート:32768
という前提のため適宜読み替えること
1. Settings
のタブを選択
2. Environment Variables
に以下のように設定値を追加
KEY | VALUE | |
---|---|---|
MYSQL_ROOT_PASSWORD | root | rootパスワード |
MYSQL_DATABASE | testdb | データベース名 |
MYSQL_USER | user | ユーザ名 |
MYSQL_PASSWORD | pass | パスワード |
3. SAVE
を押す(忘れないこと)
4. Ports
のタブを選択
5. MAC IP:PORT
の項目の下にDocker
のIPアドレスが表示されているので、
:
の後ろにポート番号を入れる
6. SAVE
を押す(忘れないこと)
7. 再起動がかかるはずなので、Home
のタブを選択
8. ログにmysqld: ready for connections.
と出ていればOK
9. 右側のACCESS URL
のIPアドレスを確認しておく
※ポートの指定をしない場合は、適当なポートが割り振られ、 起動毎にポートが変わる可能性があるので指定しておくこと
接続確認
1. PhpStorm
で適当なプロジェクトを作って起動
2. メニューのView
- Tool Windows
- Database
を選択
3. ツールウィンドウの左上の+
- Data Source
- MySQL
を選択
項目 | 設定値 | |
---|---|---|
Host | 192.168.99.100 | 前項9で確認したIPアドレス |
Port | 32768 | 前項5で指定したポート |
Database | testdb | データベース名 |
User | user | ユーザ名 |
Password | pass | パスワード |
4. Test Connection
を押してSuccessful
と出れば接続OK
5. Options
タブを選択
6. Resolve ...
の欄でDB名にチェックを入れる
7. OK
で閉じるとツールウィンドウ内にDBが表示される
あとはPhpStormのGUIでDB内のデータを表示や操作させたり、SQLを実行したり自由にできる
感想
頻繁に使うものならともかく、使い捨てやまれなものは、やっぱりGUIで操作できると助かる
特に今回はPhpStorm
を使って、実際の開発環境でDBの確認や操作が楽にするのがポイント
PhpStorm
はアップデートも早いし機能も豊富で素晴らしいツール!
ただ、もうちょっと日本語の資料が多いとありがたい(他力本願)
開発環境
- macOS 10.12.0
- PhpStorm 2016.2