jazzyの使い方 その1
Sep 3, 2016 · iosSwiftのドキュメント生成ツールのjazzyの使い方。 その1はコマンド周りのメモ
ドキュメント生成時のコマンド
主に自分個人で使う時のコマンドは以下の通り
jazzy -o Documents --min-acl internal --skip-undocumented -a M.Ike -x SYMROOT=/private/tmp/jazzy
”-o Documents”
-o [フォルダ]でドキュメントを出力するフォルダを指定する
なお、フォルダが存在しない場合は自動で作成される
今回の指定だと以下の場所にフォルダが生成される
Sample # 対象のプロジェクトのフォルダ
├─ Sample # Xcodeのソースなど一式
├─ Sample.xcodeproj # Xcodeのプロジェクトファイル
└─ Documents # この中に生成されたドキュメント一式が入る
”–min-acl internal”
--min-acl [private | internal | public]で出力の対象を指定する
Swift2.xではpublicは使わずに、明示的なprivateか暗黙的なinternalしか使わない
(※ライブラリではない通常のソースの場合)ので、internal以上で設定している
”–skip-undocumented”
この設定をすると、ドキュメントコメントのないソースからはドキュメントを生成しなくなる
さらにdocumentation-coverageの対象からも除外される
”-a”
作者名の指定。別に個人用なので必要もないが、ないと見栄えが悪いのでつけている
”-x SYMROOT=/private/tmp/jazzy”
-x arg1,arg2,…argN,でxcodebuild時のビルドオプションを指定できる
jazzyを使うとbuildというビルドの一時ファイルの入ったディレクトリが
プロジェクトのフォルダ内に生成されてしまう
.gitignoreでちゃんと指定しているので実害はないが、一時ファイルが生成されるのは気持ち悪い。。。
という訳で、これを指定すればjazzy利用時の一時ファイルを
/private/tmp/jazzy(テンポラリフォルダ)へ出力させることができ、
同じフォルダ内にbuildフォルダが生成されなくなる
(テンポラリフォルダは再起動時に消去される)
ただしXcodeのプロジェクトの設定によっては、別の環境変数を書き換える必要あり
使っていないもの
-cをつけると、ドキュメント作成前に元のデータを全部消してくれるので、
本来はつけておいた方が良いオプション
が、ヘルプにもあるように、指定した出力先のフォルダが問答無用で削除されてしまう。。。
開発中はターミナルから手打ち(コピペ)して使うことが多いので、
間違って指定してしまった!という悲劇を防ぐ為、これは指定していない
(確実に作りたい時は手動で削除で対応 ビルド用のシェルスクリプトを組んでいる場合はつけている)
開発環境
- OS X 10.11.6
- Xcode 7.3.1
- jazzy 0.7.0
