WebRTCをiOSネイティブで使う(準備編)
Nov 29, 2016 · iosswift3webrtc
iOSのブラウザではWebRTC
がサポートされていないので、利用したい場合は
ネイティブのフレームワークを使う必要がある。
今回の準備編では公式のフレームワークを使うにあたってフレームワークの生成と組み込みまでの手順について
ただ、これが結構面倒で、ソースをダウンロードして一からビルドしないといけないし、 その方法が公式に明記されていないというおまけ付き
普段、GitHubやCarthageに頼りきっている身には大変だった・・・
フレームワークの生成
まずは、作業用の適当なフォルダを作っておく
mkdir 作業用のフォルダ
cd 作業用のフォルダ
ビルド用のツールをインストールする
brew update
brew install git
brew install python
git clone https://chromium.googlesource.com/chromium/tools/depot_tools.git
ソースをダウンロードする
以下、ものすごく時間と容量をくうので注意!
export PATH=`pwd`/depot_tools:"$PATH"
fetch --nohooks webrtc_ios
gclient sync
ビルドする
cd src
webrtc/build/ios/build_ios_libs.sh
成功すれば、src/out_ios_libs/
の中にWebRTC.framework
ができている
組み込み
組み込み自体は他のサードパーティのフレームワークと一緒だが、ポイントは
Embedded Binaries
で追加Build Settings
でBitcode
を無効にする
というあたり
また、Video
を使う場合はシミュレータが使えないので注意
参考リンク
開発環境
- macOS 10.12
- Xcode 8.1
- iOS 9.3.2 / 10.1.1
- iPhone 6+ / 7+